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オバマ旋風

1月1日: パート3

年明け前から降り続いた雪のおかげで、デモインは一面銀世界の元旦を迎えた。澄み切った青空からまぶしい太陽が降り注ぐも、気温は氷点10度。吹きつける北風は容赦なく頬を刺すのだが、あまりの寒さに顔が麻痺しているのか、痛みすらも感じられない。

今朝の地元朝刊紙「デモイン・レジスター」が最終の世論調査を発表し、民主党の予備選で、バラク・オバマ候補が、ヒラリークリントン候補を7ポイント差で引き離し、首位に立った報じている。誰もがヒラリー圧勝を信じていた数ヶ月前には考えられなかった、大逆転劇だ。




そのオバマ氏がここ、地元高校の体育館に姿を現わした。



集った支持者の顔ぶれは、クリントン氏のそれ異なり、若年層が圧倒的に多い。会場の入場整理や、受付カウンターで対応しているのも、トレンディーな帽子をかぶり、ぴちっとしたデニムジーンズを着こなした、草の根ボランティアの若者達だ。

人権弁護士を経て、議員歴4年ほどしかないバラク・オバマ氏が、頭角をあわらした理由は、何と言っても、雄弁なスピーチと、誰にでも好かれるなキャラに尽きる。

今日の演説は30分以上にも及んだ。特に教育、医療といった生活の根源に関わる問題について時間を割いていたが、ややもすると説教がましく、言葉遊びだけに終始されがちな高尚な話題でさえも、例えがとても具体的で、易々と人の心を掴んでしまう。

またオバマ陣営のスローガン “Hope-We Can Change”なのだが、希望を声高らかに叫んでも実績が伴わないと無意味だの、経験が未知数だの、ライバルのクリントン候補から攻撃されいるのを逆手にとって、「私は希望という言葉の押し売りをしていると言われているけど」と聴衆の笑いを誘い、"Hope is not naive, nor ignorant"(「希望とは無邪気なものでもなく無知なものでもない」)と 切り返し、拍手を受けていた。

演説が終わって、軽やかな音楽が流れると、壇上で踊りだしてしまうのも、チャーミングだな(笑)。



何かと「黒人初」という形容詞がつけられるオバマ氏ではあるが、今日ここに集まった観衆のほとんどが白人であるのを見れば、アイオワでは有権者の投票行動に人種が大きな焦点になっていないことがよくわかる。


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